
新作「ジャックと豆の木」、満を持して2025年度より小学校公演開始!
世界中の人々にお馴染みの「ジャックと豆の木」はイングランドの昔話です。最も有名なのはジョセフ・ジェイコブスが編纂した「English Fairy Tales」に入っているもので、本作品もこれを原作にしています。
- あらすじ
イングランドの田舎にジャックという少年が母親と2人、まずしく暮らしていました。
ある日、ミルクの出なくなった牝牛を売ることにした母親は、市場で牛を売ってくるようジャックに言います。
ジャックが牛を連れて市場に向かって歩いていると、小柄な男(実は妖精)に話しかけられました。
男はジャックに、自分の持っている“魔法”の豆5粒と牛の交換を持ち掛けます。
(言いくるめられたのか、気がいいのか知りませんが、)ジャックは交換することにしました。
帰宅したジャックは、嬉しそうに牛と豆5粒を手に入れたことを母親に伝えますが、母親は呆れて怒ります。
(そりゃそうですよね。いくら「これは魔法の豆なんだから!」と言っても、信じられませんよねえ。)
母親は豆を窓の外へ投げ捨ててしましました。
ところがです!(来ました!人気のファンタジー!)
翌朝、豆は巨大な木になっていました。
ジャックは豆の木を登っていき、雲の上にある巨大な人食い鬼の屋敷にたどり着きます。
そして屋敷の中で隠れていたジャックは、鬼が寝ているすきに金貨の袋を取って、木を伝って地上に戻ります。
すると豆の木は消えてなくなりました。
お話はどんどん盛り上がっていきますが、続きは是非作品をご覧ください!
- この作品の見どころ
① 影絵はファンタジーを表現するのが得意!
「ファンタジー」とは、空想や想像力によって生み出された世界。
非現実的な要素が満載です。
撒いた豆が一晩でぐんぐん伸びて雲の上にまで達するなんて、まさに非現実です。
そんな様子を表現できるのも、この作品が映像を使う演劇だから。
それも美しい影絵で! 今回の影絵は力作ですよ。
②影絵だからこそできる巨大な表現!
この作品には大きな人食い鬼が出てきます。
ジャックから見れば、何倍も何十倍も大きな鬼です。それこそスクリーンには収まりません。
そんな鬼をどう表現しているのか!?
それこそ影絵だからこそできる表現なのですが、それは見てのお楽しみ。
③シーンを盛り上げる楽しい音楽
この作品の音楽を作曲されたのは、かかし座作品ではお馴染みの石川洋光さん。
小学校作品だと、「長靴をはいたねこ」「三枚のおふだ」のゆかいな歌の数々や、「宝島」の雄壮なオープニング曲などを思い出す方も多いでしょう。
「ジャックと豆の木」も楽しい音楽がいっぱい。
初演を見た知り合いのお子さんは、家に帰ってからも「ジャックが登る♪ジャックが登る♪」とエンドレスで歌っていたそうです(笑)。
③シーンを盛り上げる楽しい音楽
この作品の音楽を作曲されたのは、かかし座作品ではお馴染みの石川洋光さん。
小学校作品だと、「長靴をはいたねこ」「三枚のおふだ」のゆかいな歌の数々や、「宝島」の雄壮なオープニング曲などを思い出す方も多いでしょう。
「ジャックと豆の木」も楽しい音楽がいっぱい。
初演を見た知り合いのお子さんは、家に帰ってからも「ジャックが登る♪ジャックが登る♪」とエンドレスで歌っていたそうです(笑)。
そんな「ジャックと豆の木」。是非、芸術鑑賞会の作品として検討ください。
「文責:山下義文」

天まで伸びた豆のつる

雲の上は不思議な世界だった

もちろん影絵人形や手影絵も出てきます

ハープを奏で歌う金の彫刻の娘

鬼に見つからないよう隠れるジャック

ハープの娘を抱え必死に逃げる!

めでたしめでたし

大人気の「ハンド シャドウ ショー」もあります

手影絵に挑戦してみよう!