子どもたちに贈る、はじめてのシェークスピア

シェークスピアをKA-GE-Eで絵解く、
誰も知らなかったファンタジー・ロマン

原作はW.シェークスピアの最期の戯曲と云われている「テンペスト」。
この作品には、シェークスピアがその偉大なキャリアの最期に伝え残したかったことが凝縮されています。

かかし座はこのストーリーを伝統の影絵と俳優のコラボレーションによって、全く新しいシェークスピア劇に仕上げました。
色とりどりのカラーシルエットはこの壮大なファンタジーを表現するのにふさわしく、子どもたちの創造・理解を助けます。
また会場内を乱舞する妖精たちや大スクリーンに映し出される大嵐、巨大な怪鳥“ハーピー鳥”などのシーンは影絵だからこそできる迫力です。
音楽はチャイコフスキーがこの物語を元に書き下ろした名曲「テンペスト」を使用。
美しい影絵と音楽で楽しく幻想的に描き出す、ファンタジー・ロマンです。


プログラム


◆Part1

○ライト&シルエット・ショーと体験教室

日本の伝統的イリュージョンとして数々のTV番組・教育雑誌で採り上げられ、脚光を浴びたかかし座の“手影絵パフォーマンス”
アッと驚く技の数々、みなさんにもちょっとだけお教えしましょう。


○シェークスピアってどんな人?

「ロミオ、ロミオ!どうしてあなたはロミオなの!?」
みんなが知っているあのセリフ、あのお話も、実はシェークスピアが書いていた!!
知ってるようで意外に知らない、シェークスピアの真実。




◆Part2
「魔法の島」 
W.シェークスピア原作「テンペスト」より


〜ストーリー〜

舞台は、主人公プロスペローが娘ミランダに12年前の出来事を語りだすところから始まります。

12年前、ミラノ公国の大公だったプロスペローはナポリ王たちに国をのっとられ、幼いミランダと二人、小舟で海に流されました。
運よく流れ着いた先は“妖精たちの島”
プロスペローは魔法の力で妖精エアリエルたちを従えると、今日までミランダとともに国に帰れる日を願って暮らしていました。



そして今、そうとは知らないナポリ王たちが船に乗って島の沖を通りかかります。
“これこそ天の時!”とばかりプロスペローは魔法で大嵐【テンペスト】を起こすと、船は真っ二つ、悪人どもは荒れ狂う海の中へ…。


ようよう島までたどり着いた悪人どもに、今度は巨大な怪鳥ハーピー鳥が襲いかかります。
12年前の罪を思い出し、苦しむナポリ王たち。



ひとり別の浜に泳ぎ着いたナポリ王子ファーディナンドは、エアリアルに導かれミランダと出会います。一目で恋に落ちる二人。

一方、悪い魔法使いの息子キャリバンは、たくらみをくわだてプロスペローの隙をうかがいます。


主人公プロスペロー、妖精エアリエル、魔法使いの息子キャリバン、ナポリ王とその仲間、二人の恋人たち、様々な思惑と人間模様の先に見えてくる意外な結末とは!?



スタッフ
原作 W.シェークスピア
脚本 西田 豊子
演出 後藤 圭
音楽 P.チャイコフスキー/石川 洋光
振付 糸長 静穂
演技指導 初谷 康正
舞台美術 齋藤 浩樹
衣装 中矢 恵子
影絵美術 かかし座美術部/後藤 圭
制作 後藤 圭
所要時間
仕込 3時間
上演 1時間20分(休憩なし)
撤収 1時間30分
会場条件
間口 9M
奥行き 8M
高さ 5M
電源 6Kw

アラジンと魔法のランプ
みなみのうみのおとぎばなし