【かぐや姫初日を終えて】
風班班責 西垣 勝

2007年5月7日(月)本日「かぐや姫」無事に初日を迎えました。

いや〜ほんまに長かったですわ。
思えば、11月から作品選びに入り、約半年ですからねぇ・・・。この数ヶ月はゴールデンウィークはもちろん、土日もない状態でしたから、ほんと、メンバーはお疲れさんでした!あと、「ケト°ペカムイの槍」から引き続き演出をしていただく太宰先生、各スタッフの皆様、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。
そう、今日が終わりではなく、今日からが始まりなんですよね、ホッとしている場合ではありまへんねん。長かったって言いましたけど、ひとつひとつ考えると、半年なんてあっという間ですね。
さて、このかぐや姫、作品選びの時は、他にも候補が何点かあったんですが、誰もが知ってる作品で、先代の藤泰隆が生前、想いいれの強かった作品をかかし座創立55周年記念作品に復活させようと言うことで、この作品に決まりまった次第でございます。
誰もが知ってるお話なんですが、僕は、竹から生まれた女の子が、やがて月に帰っていく、程度しか知らないお話でして、周りのみんなも意外とそんな程度で、初めは資料集めるのも大変でしたから。(あ、知ってます?竹取物語って日本で一番古い物語なんですよ!)原作を読んで、五人の皇子とのやり取りや、帝との叶わぬ恋など、何とこんな話やったんかいな!と思いましたもんね。

あ、そうそう、そうなんです!。今回、劇中には新しい試みとして狂言も取り入れられておりまして、大蔵流茂山家の茂山あきら先生にご指導していただいておりますが、声の発声から姿勢、歩き方、ひとつひとつの所作等これが何とも当たり前なんですが難しいのなんのと・・・日々精進せなあかんと自分に言い聞かせてます。でも、新しい事をいちから学んでいくことは、そりゃ大変ですけど、刺激がありほんまに楽しい事ですね。

もっと、もっと、も〜っと書きたいことが山のようにあるんですけど、それは今度ゆっくりまたじっくりと書きたいと思います。

「かぐや姫」は今までのかかし座に無いエレガントでエキセントリックな作品になっておりますので、是非みなさん機会があれば観てくださいませ。
では、どこかでお会いしましょう。

2008/2/5

風班班責 西垣 勝