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去る2006年12月25日、毎年恒例の劇団内歌唱発表会が開催されました。
例年は自由曲もOKなのですが、今回は全員課題曲のみ。
学生時代クラシックを学んでいた私は、今までは大抵、ドラマティックなオペラアリアを選択していました。
高音がガンガン出てきて、程々に装飾がついたものを。
自分の力が一番発揮できる(ハッタリかませる?)ものを必死で探していたのですが・・・。
今回の選択肢は2曲だけ。
少し考えて、あえて苦手な方を選択してみました。
カッチーニの『アヴェマリア』。
この曲は「アヴェマリア」という歌詞以外はすべてヴォカリーズ、つまり「あ〜♪」だけなんです。
変なニュアンスをつけずに、声を美しく響かせないとこの曲は台無しです。
オペラのように感情表現やら派手な装飾でごまかすことができないのです!!
私にとっては相当な難曲でした。
案の定、結果は満足のいくものではありませんでしたが、自分としては得るものは大きかったと思います。
私たちの仕事は、常にベストコンディションを保つことは難しい。
それに、必ずしも自分に合った歌が与えられるとは限りません。
そんな中で、いかにして持てる力を発揮できるかにすべてかかっています。
そういう意味で、自分の実力の上限・下限を普段から自覚しておくことが、実はすごく大事なことだと思うのです。
それさえ分かっていれば、最悪の状況に陥ったとき「こんなはずじゃな かったのに!」と焦ることも少なくなるんじゃないでしょうか。
あえて苦手なものに挑戦すると、自分の欠点が見えてくる。
だから、課題を見つけてがんばることができる。 そうやって少しずつ成長していきたいと思うのでした。
でもやっぱり、人前で恥をさらすのは勇気のいることですね・・・。
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