第8回シュヴェービッシュ・グミュント 国際影絵劇フェスティバル

スペイン・ポルトガル/フィンランドツアー

5月には、スペイン・ポルトガルとフィンランドを巡るかかし座史上初の海外ロングツアーを行なって参りました。
このツアーは、スペイン・Titirimundi国際人形劇フェスティバルのディレクター、フリオ氏の情熱的なオファーを受けて実現したもの。美しい古都セゴビアの他、ポルトガルのグアルダを含む全7都市にて公演を行ないました。また、 フィンランド・コウヴォラのKUULAS国際児童演劇フェスティバルからも招聘を受け、こちらでは公演に加えワークショップも行なってきました。

 今回は、 演目の随所に変更を加え、新パートを作るなど「Hand Shadows ANIMARE」をバージョンアップ! 嬉しいことに、毎公演、予想を遥かに上回る大勢のお客様をお迎えすることができ、会場は大きな笑いと惜しみない拍手に包まれました。
 特に印象深かったのは、言葉を使わずに、美しい影絵と音楽で魅せる新パート「 The Ugly Duckling(みにくいあひるの子)」。見せ場のシーンでは、会場中から感嘆のどよめきが!! かかし座ならではの繊細な影絵の世界に引き込まれた方も多かったのでは、と思います。

 終演後のお見送りでは、子どもも大人も、早速手影絵に見よう見まねで挑戦したり、作り方を質問に来たりと、最後まで楽しんでくれている様子がどの会場でも伝わってきました。やはり手影絵には言葉の壁を超えて伝わるものがあるようです。


 また、スペインツアーの一部においては、舞台スタッフとして大学生のインターンを受け入れる初の試みも行ないました。慣れない外国の、それも毎日違う劇場での作業は大変だったと思いますが、皆頑張って一緒に舞台を作り上げてくれました。是非今後の活躍に期待したいと思います。

 そしてかかし座の今後はというと、早速スペイン公演のあとに別のフェスティバルからオファーを頂き、来年も海外公演が実現しそうです。また嬉しいご報告ができるよう、精進してまいります!


       

 「Hand Shadows ANIMARE」は今年の9月9日・10日には大阪公演が予定されています。
かかし座は今後も、手影絵でことばをこえた感動を皆様にお届けして参ります!



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